タイ

タイの街歩き

2023/8/27 ~2023/9/1までタイとベトナムに大学の友達と旅行に行った。街を歩いていて感じたことをまとめていく。

気づいたこと一つ目は、植生の違いと電線の多さで独特の雰囲気がでていること。

日本は電線があって、それが一つの風景のピースになっていると感じることはあるけれど、タイほど電線の量は多くない。調べていると観光業が盛んになっていくと同時に電話回線等のインフラが整備されてきたが、使われなくなったケーブルをそのままにしてしまったことで、この電線の量になったそうだ。時代の流れに人と環境が追い付いていないようにも見えてしまう。

実際、歩道の地面にまで垂れ下がった電線につまづいてこけそうになったので、危ないと思ってしまったが、そうであってもタイの人にとっては風情あるものに見えているのかもしれない。

気づいたこと二つ目は物価についてである。

基本的に物価は日本よりも安いためにお金もたくさんはもってきていない。タイでは朝食におかゆを食べるらしく、おかゆの有名店ジョークプリンスに立ち寄った。おかゆのなかでもスタンダードな肉団子のみの入っているジョークで、値段は50バーツ(200円弱)ほどだった。確かに安い。

しかし、マックやスタバなど日本でもよく見かけるチェーン店やその他商業施設内のレストランでは日本とほぼ変わらず、とても物価が安いようには感じなかった。屋台や路上で販売しているのは安かったが、匂いと衛生的(虫)など気になる点も多く、私は挑戦することが難しかった。

ジョークに対する私の感想は、口に合っていておいしいと思った。おかゆといってもなかなかとろとろとしていて、お米の原型はなく、あつあつで汗がでてくる。しょうがが入っていてより体が温かく、冬には最高の食べ物である。近くには醤油や砂糖が置かれており、味を変えることができた。私は個人的に醤油をかけるのが日本の食べ物に近く、食べやすかった。

気づいたこと三つ目は格差が激しいことである。

私は一日目に観光地に行くというよりかは、地元の人の生活に着目して街を歩いていた。川沿いには商業施設や高層マンションが立ち並び、近代的であるのに対し、少しでも郊外にいくと路上に食べ物を広げて買い物客を待つ人がずらっと並ぶ。

顕著だったのは、”アイコンサイアム”というスケールアウトしたショッピングモールの眼下に小さな小さな屋台がたくさん建っていたことである。ショッピングモールの中で買い物できるタイ人や外国人と、入らずに大きなショッピングモールの影で小さな小さな屋台を作り、商売をする大人やその子供たち。

格差がここまで目に見えると心苦しく感じる。実際調べたところ、

クレディ・スイスの2018年の推計によると、タイでは上位1%の富裕層が持つ富が全体の約67%を占め、対象40カ国中で最大だった。所得の差は広がる傾向にある。同じく財閥支配の強いロシアやインド、インドネシアなどと比べても格差が大きい国になっている。

タイ、上位1%に富の67% – 日本経済新聞 (nikkei.com)

と書かれており、格差が激しいことは現在の社会問題であることもわかった。

まとめ

気づいたことを総じてまとめると、経済の急速な発展、観光地としての急速な発展を通して、ついていけた人と、ついていけてない人やもの(電線)が顕著に分かれてしまっている。このことが一番印象的であった。

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