陶板名画の庭

陶板名画の庭ー安藤忠雄

京都の北山エリアには有名建築家設計による建築物が多くある。そのうちの一つ、陶板名画の庭について書いてみる。

陶板名画の庭は、名前の通り陶板に移された名画を見れる庭である。陶板であるために耐久性に優れ、屋外であっても腐食しにくい。
陶板であるからこそ普段の美術館ではかんじることのできない、名画の楽しみ方ができる。
京都の北山駅からでてすぐのところにある。入場料はなんと100円。お財布に優しい(⌒∇⌒)
はじめに見えるのはまっすぐな道とコンクリートの壁の交差である。
まっすぐ進むとこのようなものがみえてくる。原寸大をみれるのは大きい作品が多いので屋外ならではだ。
長さがとにかく長い!!
ここでコンクリートが交わっているところに注目してほしい。完全に合致しているのではなく、少しかみ合わされていない。これについて考えてみた。たぶんこの陶板名画の庭はコンクリートの面をずらしてかみ合わせてから、人の通るところや視線を作り出している。そう考えると完全にかみ合わすと柱と梁のようにみえてしまうため、それを避けようとしているのではないかという考えに至った。

そのまま歩いていくとミケランジェロの最後の審判がみえる。大きさに迫力がある。この先の写真も見てのちにわかると思うが色んな位置からこの名画をみることができ、場所により、迫力の感じ方が変わるのも面白い。
美しい!
所々に滝や池がある。水の流れる音を感じながら名画をみることができるのは初体験である。
レオナルドダヴィンチの最後の晩餐
滝をここまで身近に感じれるところが!水しぶきが少しくる。夏には涼しく感じれそう。(行ったのは冬)
池を覗くと白い液体が、、。正体不明ではあるがこれも芸術だと思うことにした。
コンクリートの影と木の影がはっきり映るととてもかっこいい。屋外の良さが出ている。
ずっとスロープで下っていたが階段がでてくる。この先には何が見えるのだろうか。
階段を反対側から撮ってみた。コンクリートの高い壁が印象的だ。
階段の下からの写真。
見えました!下から見上げる最後の審判!
迫力。
木の位置とコンクリートと滝の関係がお互いを疎外することがない。
コンクリートの影がコンクリートにうつることでコンクリートに黒いキャンパスがあらわれ、そこに見えにくかった水面の光の反射がみえる。見ていてとても気持ちが良い。
コンクリートに穴をあけることで出来る、額縁。
老若男女問わず楽しめる空間構成だった。北山に行くひとはぜひ訪れてほしい。

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